コンクリート表面・水和熱の減少


ポゾラン反応;                (日本コンクリート工学協会による資料より)

ポゾランが常温のもと水の存在下で、水酸化カルシューム「Ca(OH)2」と反応して不溶性の物質を

生成し、硬化する反応を言う(ポゾランの主要成分;シリカヒュームとアルミナ)


このポゾラン反応が起きれば 水密性の高いコンクリートが作られ、添加量によっては約34%の強度が増したコンクリートを作ることが出来ます、これは、21Nが28N 27Nは36Nに増強されたことになり、単に耐震性が増す だけではなく 不溶性の物質を生成すること 緻密性も増すことから、

コンクリート劣化の原因となる

 水和熱・コンクリートの収縮 ⇒ クラックの発生を防止する

 水酸化石灰の溶出      ⇒ 白華(エフロエッセンス)の発生を防止する

 凍結融解          ⇒ スケーリング(コンクリート表面剥離)の抵抗性を向上する

 アルカリ骨材反応      ⇒ 鉄筋の腐食・塩素イオン透過性が小、アルカリ骨材反応の防止

 

※ ポゾラン反応により作り出された不溶性の物質と緻密性が これらの抵抗性を増加させます

 

 

        下の写真は、   ポゾラン反応の顕微鏡写真        と    クラックの発生した壁面の写真2枚